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ガスコンロの選び方/リンナイ・DELICIAのご紹介。

今回は、コンロの選び方やその中でも安全性(Siセンサー)について国・業界・リンナイの基準などをご紹介。
またリンナイの研修センターにてガスコンロ・DELICIAのおすすめポイントも教えていただきました。

ガスコンロの選び方

ガスコンロは、3種類に分けられます。

据え置きコンロ

キッチンのコンロ台の上に置いて使用するコンロです。

ビルトインコンロ

システムキッチン内に組み込まれているコンロです。

カセットコンロ

持ち運びできるコンロです。ガスボンベを設置して使用します。

コンロの種類・サイズ・ガス種・強火力位置はほとんど決まってしまうことが多いと思います。
好みで選ぶ部分としてはコンロの口数トッププレート材質安全性などになっていきますので、今回はその好みで選ぶ部分の選び方をご紹介していきます。

1:コンロの口数で選ぶ

1口

スペースがあまり広くないキッチン向けです。
据え置きタイプとビルトインタイプがあります。

2口

据え置きタイプで多いのがこちらの2口タイプ。
一度に何品も料理する際は少し物足りなく感じることもあるかもしれません。

3口

一般家庭では十分なコンロの口数。
コンロでごはんを炊いたり、じっくり煮込み料理を作る際にも3口あると便利です。

2:トッププレートの材質で選ぶ

ガラストップ

結晶化ガラス(耐熱強化ガラス)は水分、油分をはじき、汚れもサッと拭くだけでお手入れが楽々
クリアで光沢のある見た目は美しく、上位モデルで多く採用されています。
ガラスなので重いものを落とした場合、破損する恐れがあります。

ガラスコート

ホーローにガラスコーティングを施したもの。
ホーローの耐久性とガラスの美しさを兼ね備え、色のバリエーションも豊富です。
ホーローなので重量は重くなります。

フッ素コート

鉄素材にフッ素をコーティングすることで、耐酸性・撥水撥油性などに加え、耐熱性の性質を持ちます。
比較的安価で手に入れられます。
硬いものでこするとフッ素が剥げてしまうのでお手入れをこまめに行うことが必要です。

ホーロー

鉄にガラス質の釉薬を高温で焼きつけたもの。
耐久性に優れていますが、塗装が剥げてしまうと錆びやすいという欠点があります。

アルミトップ

アルミは軽くて丈夫な上、熱伝導率の高いため、汚れのこびりつきが起きにくくお手入れしやすいです。
比較的柔らかい材質のため、フッ素コートと同じく硬いもので強くこすると傷がつきやすいので注意が必要です。

3:安全性で選ぶ

ガスコンロのSiセンサーとは?

2008年10月以降、ガスコンロの全口に安全センサーを搭載することが義務化され安全性が格段に向上しました。
Siセンサーコンロは、法律で設置が義務付けられている安全装置に加えて「消し忘れ消化機能」「早切れ防止機能」を追加し、 また便利機能として「自動炊飯機能」「油温度調節機能」などを追加した最新のガスコンロです。

Siセンサーコンロの普及に伴って、火災件数は減少傾向となっています。

東京消防庁の「住宅における天ぷら油火災の実態(2007年6月調べ)」によると、
センサー未搭載のガスコンロでは192件、
センサー付コンロでもセンサーなし火口を使用で69件の火災が発生しています。
一方、全口センサー付コンロでセンサー付火口を使用していた場合は火災発生件数がでした。

Siセンサー:国の基準

国の基準としては下記の2点がポイントとなります。

調理油加熱防止装置

約250℃になると自動消火します。
危険温度になる前に消化し、油の発火を防ぎます。
※早切れ防止装置を非搭載の場合。
危険温度とは370℃。調理油は370℃を超えると自然発火の危険性があります。

立ち消え安全装置

煮こぼれや風などで万一火が消えてしまったときは、自動でガスを遮断して止めます。
そのため、ガス漏れの心配がありません

Siセンサー:業界の基準

国の基準に加えて、業界では下記が基準となっています。

コンロ消し忘れ消化機能・グリル消し忘れ消化機能

火を消し忘れても、一定時間が経過した時点で自動消火します。

高温自動温度調節機能

鍋底が約250℃になっても消化せず、自動火力調整し早切れを防ぎます。
※早切れ防止装置を搭載の場合。

Siセンサー:リンナイの基準

国・業界の基準に加えて、リンナイではさらに安全性を求めた基準となっています。

揺れピタ(感震停止機能)

機器本体が震度4以上の揺れを感知すると自動消火します。
リンナイのコンロは片面焼きグリルタイプを除くほぼすべてに搭載しています。

鍋なし検知機能

鍋がない状態では点火せず、調理中に鍋を持ち上げると弱火になります。
1分間鍋が乗っていないと自動消火します。

焦げつき消化機能

煮物などで焦げ付いた場合、鍋を傷める前に自動消火します。

グリル加熱防止機能

グリル庫内にセンサーが設置されており、温度が異常に上がると自動で消化します。
メーカーや機種によって、どこまでの安全装置が装備されているかは変わります。
ご自身でどこまでの装置があった方がいいのか、価格と合わせて検討してみてくださいね。

リンナイとは

リンナイは、ガスコンロなどのキッチン用品や給湯器など熱エネルギー機器の開発・製造・販売を行っている会社です。

「リンナイ」の名前の由来は、創業者の内藤秀次郎・林兼吉の二人の名前から付けられているそうです。

1918年11月のある日、今川焼きの店先に立ち寄った内藤秀次郎は、輸入品の石油コンロの青い炎に見とれました。
「こんなコンロを自分で作ってみたい」と思った秀次郎は、このコンロを店主に頼み込んで譲り受け、見よう見まねで作り上げた林内式石油ガスコンロがリンナイの源流です。

その2年後の1920年、内藤秀次郎は、名古屋ガス(現・東邦ガス)を退職し、同僚で幼馴染であった林兼吉とともに独立し「林内商会」(現・リンナイ株式会社)を設立しました。

創業者の思いは100年経った今でも受け継がれ、リンナイは熱を通じた快適な暮らしの提供に取り組み続けています。
 
そんなリンナイのおすすめのビルトインコンロがDELICIA。
ここからはDELICIAの魅力をお伝えしていきます!

DELICIA

「Delicious(おいしい)」と「しあわせ」をコンセプトに作られたDELICIA(デリシア)。
美しいデザインで簡単においしく調理ができ、キッチンに立つのがわくわくする製品となっています。

音声ガイダンス

機械は苦手…という方でも音声のお知らせがあるため使いやすいです。
通常のコンロのように音がなるのではなく、音声で状況を説明してくれます。

天面火力表示

火加減を確認するたびに腰をかがめると、体に負担がかかってしまいます。
目線を下げるだけで天面で火力が確認でき、楽に調理が可能です。

シュバンクバーナーでおいしい!

備長炭に匹敵する赤外線バーナー「シュバンク」を採用。
白炭の最高級品である備長炭は炭化純度が高く、赤外線を多く放射し不純物の燃焼による嫌な臭いや煙をほとんど出しません。
「シュバンク」バーナーは備長炭と同じ燃焼特徴を持ち、おいしさを逃さず焼き上げます。
焼きムラも少なくこんがりと焼き上げ、プロの技と味をご家庭でお楽しみいただけます。

また、シュバンクバーナーは耐久性も◎
使用状況にもよりますが、セラミックでできているため、錆びることがありません。

さらに、油分は300℃以上で焼き切ることができるため、グリル内にべたつきは発生しません。
付属のココットプレートを使うとセラミックバーナーでグリル内の温度は500~800℃になり、食材の周りは250℃前後。
(温度はあくまでも参考例。調理物・量によって温度は変わります。)
調理性と清掃性の両立を叶えることができました。

無水調理鍋・Leggiero(レジェロ)

ガスコンロと一緒に使う調理道具としてぜひおすすめしたいのがこちらの無水調理鍋・Leggiero。

おいしい食事を毎日手間なく作れる無水調理鍋です。

 1.取り回しやすい圧倒的な軽さ
 2.高い熱伝導性と蓄熱性
 3.焦げ付きにくく、お手入れも簡単
 4.アプリでオート調理が可能

無水調理ができる鍋としての機能性

撥水性のあるセラミックコート加工とリンナイこだわりの徹底した寸法管理による設計で、最適なウォーターシール効果を実現しました。
さらに、すばやく均一に水蒸気が回ることで無水調理性能を高めます。

ウォーターシール効果とは?

 羽釜や鍋の中の蒸気がフタと本体の間にたまってできる水の膜のことです。
 密閉された鍋の内部は圧力が高まり、沸騰温度も素早く上昇し高温状態を均一に保つことができます。

素材が持つ水分を活用する無水調理では、素材本来の味を活かして少ない調味料で体にも優しい料理が作れます。

Leggieroの何がすごいのか

無水調理は、
  • ビタミン、ミネラルなどの栄養を逃さない
  • 水によって味が薄まることがないため、素材本来のうまみが引き出される
という特徴があります。
無水調理の料理本も出版されているほど。
しかし、無水調理鍋の唯一のデメリットが重いこと、でした。

それを、高品位アルミ鋳物を使うことで鉄鋳物製の鍋と比べて重さは1/2以下
(Legggiero22㎝の鍋の場合、1.7㎏)
圧倒的な取り回しやすさを実現しました。
密度を高めることで、冷めやすさが弱点とされるアルミでも高い蓄熱性にすることができました。

実際に食べてみました!

今回はリンナイ研修センターにてDELICIAを使い、いろいろな料理をいただきました。
着火する際ひねって火をつけるのではなく、このボタンを押すと着火されます。
見た目もとてもスタイリッシュですよね。
また、パネルに「焼き餃子」と記載されているように、ある程度の料理は登録されているため、
料理名を設定すればあとは勝手にコンロが調理してくれます。
忙しい現代人にぴったりのガスコンロだと思いませんか?

無水調理鍋で作るカレー

中でも私が特に感動したのは無水調理鍋・Leggiero(レジェロ)を使ったカレーです。
カレー作るときは灰汁を取ったりかき混ぜたりとなかなか普段はコンロの前を離れることができませんよね。
さらにカレールーを入れた後は鍋底が焦げ付かないようこまめにかき混ぜなければいけません。

でも、無水調理鍋を使えば、全ての材料を入れてあとはDELICIAにお任せするだけ!
カレーというメニューもあるのであとは勝手にカレーを調理してくれます。
出来上がりの合図がしたら、ふたを開けて混ぜるだけ!
お肉もほろほろとした、おいしいカレーが完成していました。

食材は切って入れるだけ!チキン

こちらのチキンも味付けをしてカットした野菜と一緒に、DELICIAにいれるだけ。
時間が来た時には美味しいメインディッシュが仕上がっています。

卵焼き作りも

DELICIAでの卵焼き作りにもチャレンジしました。
卵液を流し込むと火力は強めになり、全体に火が通ってくると火力は弱めになります。
料理の温度によって火力が自動で調整される様子が体験できました。
餃子や焼き芋も、ただ火にかけるだけで知らない間においしく仕上がっていました。

操作性も良く、家事が楽になり、おいしいごはんを完成させてくれるDELICIA。
家を建てる時や、リフォームを検討している方はぜひ見てみてくださいね。

また、購入の際にはガス種間違い、強火力の位置間違いにはお気を付けください。

ガス種の違い(都市ガス・プロパンガス)

ガス機器を選ぶ際に、気を付けていただきたいのがガス種です。
ガス種には「都市ガス(12A・13A)」と「プロパンガス(LPG)」があります。

この2つは大きく分けて4つの違いがあります。
  1. 主成分・原料

    都市ガス:液化天然ガス(LNG)を使用しています。主成分はメタンです。
    プロパンガス:液化石油ガス(LPG)を使用しています。主成分はプロパン・ブタンです。
     
  2. 空気に対しての重さ

    都市ガス:空気より軽く、およそ半分の重さです。
    プロパンガス:空気より重く、空気の1.5~2倍の重さがあります。
     
  3. 供給方法・エリア

    都市ガス:地下の導管をつかって供給するため、都市部中心に使われます。
    プロパンガス:各戸へボンベでの供給が可能なので、全国どこでも利用可能です。
     
  4. 熱量の違い

    都市ガス:11,000kcal/m3
    メタンはプロパンやブタンに比べ、熱量が低く、火力が弱い性質。
    プロパンガス:24,000kcal/m3
    成分の性質状熱量が高く、効率の良いエネルギー源になります。

※注意!※
都市ガス機器とプロパンガス機器は互換性はありません。
ガス機器の構造・ホースの種類が違うため、誤って使用すると事故につながる恐れがあります。
ご購入の際はお気をつけください。


都市ガスは地下に導管がある関係で災害時は復旧までに時間がかかってしまったり、そもそも対応エリアが限られています。
しかし、プロパンガスに比べて料金が安く、焼却後のCO2の排出量がプロパンガスより少なく環境負荷が低いのが特徴です。
一方でプロパンガスは、人件費・配送費等で価格が高くなってしまうことがデメリットですが、災害時の復旧が早く、全国どこでも利用でき、初期費用が安いというメリットがあります。

いかがでしたか?

ガスコンロを選ぶ際の参考になったでしょうか。
今回はリンナイの研修センターにてDELICIAを使って実際に調理の手軽さ、最新機種でできることがどれだけ多いかを見せていただきました。
ガスコンロは実際使い始めてみなければ、どんな機能が必要かなど想像しづらい部分もあるかと思います。
ただ、短時間で次々とおいしい料理ができあがる様子を見ていると、 空いた時間を家族とのコミュニケーションにあてたり。
安全性も高く、調理の手間が少ないからこそお子さんにも楽しく調理の手伝いをしてもらえそうかな、と思いました。
皆さんの選択の参考になりましたら何よりです。

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