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【イースタン工業】キッチンの工場見学に行ってきました!

今回は、イースタン工業の本社・ショールームを訪ねました。

イースタン工業とは

イースタン工業は関東近郊を中心にキッチン・玄関収納・洗面化粧台の設計・製造・販売を行っているメーカーです。
2020年から東京・八丁堀に営業所兼ショールームをオープンしました。
こちらはオーダーメイドを専門にやるショールームなのでエンドユーザーがいらっしゃって直接やり取りをすることが多いそう。
イースタン工業のオーダーメイドについても後ほどご紹介します。

一つ屋根の下だからこそ

イースタン工業の強みは、柔軟にお客様のやりたいことに対応できる「小回りが利くこと」
それは、ひとつ屋根の下で営業・設計・工場が一丸となって生産に取り組んでいるからこそできると言えます。
スピード感もありつつご提案ができるのだとおっしゃっていました。

簡単なイラストを持ってきて「こういうものはできない?」と言われる方もいるそうです。
また、大手のメーカーでできないと言われた案件を「できませんか?」と相談に来られるお客様も。
実際に相談を受けたら、試行錯誤しながら原材料を探したり図面を引いたりして何か形にしています。
何かを作るということに前向きに一緒に取り組んでくれる会社なのだなと強く感じました。

それでは早速、ショールームを見てみましょう!

ブロックキッチン

まずはジェイリライフでも販売しているブロックキッチンを見ていきます。
後ろに給水スペースを整理してから立ち上げるような形で、水切カバーを専用ブラケットで固定してから、その前下がり部分に流し台のバックガードを差し込むように設置します。
リフォームの現場では水切りカバーは壁に飲み込まれている場合もあるので、その場合は上から被せる用のステンレスを作ってもらったりすることもあるそうです。

ガス台と流し台一体型の商品は「公団型」「公団タイプ」とも呼ばれています。
一口に「流し台」と言っても水栓の位置もデッキ出し・トップ出しなどいくつもの違いがあります。

また、日本人の平均身長がどんどん高くなっていますよね。
そのため流し台の高さも、以前は80㎝が標準でしたが高さ85㎝サイズが標準になってきているそうです。

その他にバックガードの有無も選ぶ必要があります。
最近はキッチンパネルを下までおろす現場も結構あるので、その場合はバックガード不要です。

イースタン工業のブロックキッチンは4色から選べます。
標準色のホワイト、その他受注生産色のパステルグリーン・ナチュラルウッド・ダークウッドがあります。
写真のパステルグリーンは他のメーカーではあまり見ない個性的なカラーですが結構出るとのこと!
明るい雰囲気なので部屋全体の印象も明るくなりそうなので好まれているのかな、と思いました。

システムキッチン(オーダーメイド)

こちらの深緑色が印象的なシステムキッチン。
システムキッチンになると扉もソフトクローズ(ゆっくり閉まること)が標準になってきます。

写真には写っていませんが吊戸棚も扉が上に開くようになっていて頭をぶつける心配がありません。
使う人のことが考えられたキッチンでした。
また、この珍しいカラーも素敵ですよね。
 

オーダーメイドキッチン

完全オーダーメイドのキッチンをお客様と一緒に作っていくこともできます。
写真のキッチンもショールームにあるオーダーメイドキッチンです。
奥のキッチンだけでなく、手前のアイランド型作業台もご用意できるので、どんなキッチンにしたいかご相談ください。

こういったオーダーメイドキッチンの相談をメインで受けているのが、東京・八丁堀にあるショールームです。
興味がある方は一度訪れてみてくださいね。

2022年7月・リニューアル

さて、2022年7月にカタログの大幅改定を行ったイースタン工業。
扉のリニューアルもそのうちの1つです。
今回はチャレンジとして木目柄のホワイトの扉も選べるようになっています。
(カレドⅢシリーズ・ソエラⅢシリーズ)
ダーク系とナチュラルな木目はスタンダードな色柄でこれまでもありましたし、出ることもありました。
ライトチェリー・ダークブラウンは横木目の扉柄ですが、今回のバーチホワイト(白木目)では縦木目となっています。
新色・ポッピングブルー(淡い水色)がまだあまり出ていないとのことですが、ショールームで見ると爽やかで好まれそうな色に見えました。

シリーズ毎に選べる扉の色は基本的に決まっていますが、実は別のシリーズでこの扉柄使いたいという声にもお応えできるとのこと。
ライン取っ手を変更してほしいなどの特注アレンジも可能です。
もちろん、通常よりお届けまでにお時間をいただくことになりますし、お値段も変更となる場合もありますがセミオーダーしてみるのも良いかもしれません。

リニューアル以前もリニューアル後も1番人気はホワイト。
ネットやカタログだけで確認するとカラーのイメージが付きにくいという部分もありますし、ホワイトは標準色で在庫があれば即納対応が可能となっているので人気なのかもしれません。

また、これはリニューアル以前からですが、CFⅡシリーズは、「水洗穴開け加工が標準」です。
(※CMⅡ・CYⅡシリーズは穴無しが標準。)
全キッチン穴加工なしが標準のメーカーもあるので、ご注文の時に注意が必要な部分でもあります。
なぜ穴ありが標準化というと、穴をあける手間をなくすことができるためだそうです。
「いかに早く商品を届けて設置できるか」も重要とおっしゃっていました。
(※反対にCFⅡシリーズは穴あけ加工が標準のため、穴加工無しを希望された場合は納期がかかります。)
 
先ほどから話を聞いていると分かるように、「できます!」とおっしゃっていただくことがとても多いです。
様々なバリエーションに対応してくれるため大変そうな部分も多いですが、そこが希望に寄り添ってくれるという面でお客様からは喜ばれているのだろうなと感じます。

7月のリニューアルのタイミングでは吊戸棚の丁番も変更しました。
今まではパーチビスを使用して通常使用時に対して十分な強度を保っていました。
今回からは吊戸棚のみアンカー式に変更しています。
プラスチックのねじを回すことで中のプラスチックが開いて強く固定され、新たに採用した丁番は基材と一体化することでより高い保持力を発揮します。
ビスだと緩んで取れてしまったりする可能性もありますが、アンカー式だと4万回の試験をクリアしました。
(もちろんこれまでのビスタイプでも4万回試しても問題はありません。)
住宅での通常使用のほか、保育施設等の非住宅での使用にも耐えられる安心性を追求して変更となりました。

このように色柄や仕様もただそのまま現状維持ではなく、より良いものへ変更を重ねているのですね。

それでは、次に工場を見学させていただきましょう!

工場見学をさせていただきました!

工場は事務所兼ショールームの隣にあります。
組み立て・設置・天板を乗せて・梱包・出荷まで一連の生産がここで行われています。
それまでの扉を加工したり、部品を準備したりも。

大量生産の工場とは違っており工場で働く方は5人のみ。
1人3~4役で生産をしているとのことで、確かに見学中にもさっき木材をカットしていた方が、ある程度作業が進んだら組み立てのほうに回っているなどの様子が見られました。
流れ作業で生産をしているのではなく、寸法を詰めたりなど細かい作業も行っています。
まずはこちらの機械で大きな板をカットしていきます。
数字を入力すると機械が自動で切ってくれます。
さきほどの機械でカットしたものをさらに細かく切ったり、プレスしたものの余分な部分を切り落としたりします。
プログラムを組んで、板に丁番用の穴をあけたり溝を切ったり刃物が自動でやってくれます。
次に木口テープを貼っていきます。
カットした板を機械に通すと木口テープと糊が出て貼られていきます。
機械からはパチン!パチン!と音がしていましたが、これは板の長さに合わせてテープをカットしているからだそうです。
実際にカットを終え、木口にテープが貼られたものがこちらです。
そして、これまで切り出してきた木材を組み立てていき、箱の形にしていきます。
把手や扉も付き、キッチンらしくなってきました。
最後にトップのステンレス流し台をはめて完成です。
ステンレスはステンレスを生産する工場に依頼して作ってもらっています。
工場には加工場だけでなく在庫品置き場もあります。
ホワイトのカタログ品は即納できるようにこのようにある程度在庫してあります。
在庫品は別の工場で作ってもらっており、今回見学させていただいた工場では主に特注品を生産しているそうです。
在庫品置き場も1F・1.5F・2Fと所狭しと用意されていました。

いかがでしたか

お客様の希望に可能な限り寄り添ってくれる、イースタン工業。
ジェイリライフではカタログ品のみを販売していますが、 特注品や記事内で紹介したセミオーダーを希望される方もぜひ一度お問い合わせいただければ思います。

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