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やっぱり天然木がいい?|人工木を選ぶメリット・デメリット

今回は、エクステリアでよく利用される、人工木についてご紹介します。

人工木とは?

人工木は、普通の木材とは違い、主にポリエチレンと呼ばれるプラスチック素材と木粉を混ぜ合わせて作った人工的な木材です。
腐食に強く、変色や変形が少ないことから、メンテナンスが簡単です。
また天然木のように塗装の必要もありません。
そのため、屋外で使われるベンチやテーブル、またウッドデッキ等に多く使われています。

当店で取り扱っている製品で、例えば旭興進の人工木は、
・木粉 約55%
・ポリプロピレン 約40%
・色粉、添加物 約5%
の割合でできる木樹脂から作られています。
(※商品によって原料、配合の割合などが異なるものもございます。)

人工木を選ぶメリット

メンテナンスが簡単

耐久性が高い人工木は、メンテナンス性が高いということにもつながります。
天然木のように定期的な防腐処理・防虫処理・防水処理の必要がありません
日々のメンテナンスは、水洗いなどの軽い掃除だけを行えばOK。
ただし油断しているとカビが生えてしまう場合があります。
もし湿りやすい場所や湿ってしまった時は定期的に清掃を行ってください。

 

腐食・シロアリ被害を受けにくい

木と樹脂の複合材である人工木は、天然木に比べると水分を含みにくく湿度にも強いためシロアリ被害を受ける心配が少なく腐食しにくい材料です。
木紛と混ぜられているとはいえ樹脂でできているため、シロアリが寄ってきにくいです。
 

ささくれや割れが生じない

天然木は、屋外で使用することで必ずと言っていいほど「割れ」が発生します。
干割れ(ひわれ)や、ささくれは天然木特有のデメリットで、人工木なら割れやささくれの心配がありません
ただ、中が空洞になっている中空材の人工木は衝撃によって割れたり穴があいてしまうことがあります。
荷重がかかりすぎないように注意が必要です。
また、紫外線や雨水によっても劣化した部分が割れてしまうこともあります。
 

経年変化による退色が少ない

天然木に比べて経年変化の速度は非常に遅く、雨や直射日光でも色褪せにくくなっています
多少の色褪せや退色は人工木の表面層のみで起こります。
そのため強度の劣化したりはしません。
色褪せが全くないとは言えませんがメンテナンスをしなくても極端に色褪せることがなく、10年以上長くに渡って利用できるためコストパフォーマンスにも優れています。

人工木を選ぶデメリット

水や湿気に弱い

原料に木粉が含まれているため、雨や湿度の高さによる吸湿・吸水でも膨張してしまいます
また、長期間高い湿度の環境にさらされると、変形の原因となってしまう場合があるので注意が必要です。
天然木に比べると人工木は湿度変化に強い性質がありますが、場所によっては耐水性のあるものや吸水率が低い特性のある人工木を使用するなど材料選びに注意が必要です。
 

夏場は表面温度が高くなる

人工木は、プラスチック(樹脂)系の材料が使われているため熱をためやすいという特徴があります。
特に夏場は直射日光が当たる場所では表面が高温になるため、ウッドデッキなど素足で歩くのは困難になる場合も。
 

価格が高い

人工木を使用したウッドデッキやフェンスの初期費用は比較的高くなる傾向にあります。
しかしながら、天然木と違ってメンテナンスがほとんどいらず、耐久性や耐腐朽性にも優れていることを考えると、ランニングコストが抑えられるので結果的にコスト削減の可能性も。
もちろん一概に人工木が高いということはありませんが、高くなりがちということです。

人工木と天然木の比較

次に、人工木と天然木の比較です。
もちろん種類による部分もあるので一概に比較できませんが、代表的な性能・機能を比較してみました。

腐食性

人工木:腐食しにくいのが特徴です。
天然木:定期的な防虫加工・防腐処理が必要です。

質感

人工木:天然木に近づくよう研究されていますが、天然木のような滑らかさには欠けます。
天然木:木材ならではの自然な滑らかさと美しさを楽しめます。

加工性

人工木:一般的な工具で加工ができます。
天然木:ハードウッドは電動工具が必要な場合も。ソフトウッドは柔らかく加工性が良好です。

色褪せ/色合い

人工木:多少の色褪せ色落ちはありますが、大きな変化はありません。
天然木:必ず色落ち・色褪せが発生します。

塗装

人工木:塗装がのりにくいので、あまり向いていません。
天然木:お好きな色に塗装が可能です。

割れ・ささくれ

人工木:ささくれ、ひび割れはほとんどありません。
天然木:樹種によって差がありますが、ささくれ、ひび割れが発生します。

お手入れ

人工木:水洗いなどの簡単なお手入れで十分です。
天然木:ハードウッドは特別なメンテナンス不要です。
    ソフトウッドは防腐処理、防虫処理や塗料塗布など定期的な処理が必要です。

価格

人工木:初期費用は割高ですがメンテンナンス不要なため、コスパ◎!
天然木:ソフトウッドなら初期費用は割安ですが定期的なメンテナンスが必要になります。

つまり・・・
お手入れはできるだけしたくない、長く使いたい方:人工木がおすすめ!
風合いや色合いを楽しみたい、好きな色に塗装したい方:天然木がおすすめ!
 

いかがでしたか?

人工木は、天然木にも劣らない性能をもった材料だということが分かりました。
近年では技術も進歩し、できる限り天然木に近づけた質感の商品も増えています。
天然木と人工木にはそれぞれ優れた特長があります。
どこでどのように使用するのかを考え、その条件に合わせて選んでみてくださいね。

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