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【クリナップ】キッチンのあれこれ。

皆さんはキッチンのメーカーと言われてどんな会社を思い浮かべるでしょうか?
今想像されたメーカーはキッチン以外にもたくさんの製品を販売されているかもしれません。
今回ご紹介するのは、キッチンの専業メーカーとしてお客様のニーズに深く寄り添いながら開発を続けてきた会社、クリナップです。

クリナップとは

松たか子さんでお馴染みのクリナップ、CMを見たことがある!という方もいらっしゃるかもしれません。
座卓製造販売として昭和24年に個人経営をスタート、初めは座卓を販売していたというのは驚きですよね。
その約10年後にステンレスの流し台の製造販売を開始し、昭和51年よりシステムキッチンの発売となったのちクリナップ株式会社となりました。
現在ではキッチン以外にお風呂や洗面台も展開していて住宅設備機器専門メーカーとなっています。

実はこの会社、今ではどのキッチンメーカーも使用しているシステムキッチンと呼ばれる形のキッチンを国内で初めて製造したメーカーなんです。
ちなみにこのシステムキッチンという言葉、クリナップが生み出した言葉であり英語ではないので要注意です。

キッチンの呼び方 システムキッチン/ブロックキッチン/ミニキッチン

キッチンには様々な呼び方があります。
メーカーによって違うこともありますが代表的なものをご紹介します。

〇システムキッチン
近年では最もポピュラーなキッチンの形で、コンロ(IH)から調理場、流し台までが一枚の板になっているキッチンのことを言います。
ちなみにこの板のことを天板(またはワークトップ、カウンタートップ)と呼び、その素材には様々なものがあります。
最近ではキャビネットが開き扉ではなく引き出しになっているものが主流になっていますよね。
実はこの流れを作ったのもクリナップなんです!

〇ブロックキッチン
アパートや賃貸物件でよく見かける、コンロ台、調理台、流し台がバラバラになっているキッチンを言います。
システムキッチンとは正反対ですね。
メーカーによってはセクショナルキッチン、セパレートキッチンなどと呼ぶこともあります。
ステンレスでちょっと傷つきやすい昭和のイメージのキッチンです。
こちらは先ほどとは反対に開き扉のものが多いです。

〇ミニキッチン
その名の通り小さいキッチンです。
システムキッチンを小さくしたものをイメージしてもらえればいいと思います。
ブロックキッチンよりも現代風で綺麗なシステムキッチンをワンルームのアパートや単身世帯用にコンパクトにしたものです。
メーカーによってはコンパクトキッチンとも呼ばれることもあります。

クリナップの商品展開

現在当店で取り扱いのある商品はブロックキッチンのみとなりますが、他の展開についても簡単にご紹介します。

〇システムキッチン
クリナップの主力商品です!
高級価格帯のCENTRO(セントロ)、中級価格帯のSTEDIA(ステディア)、普及価格帯のrakuera(ラクエラ)の3つになります。

実はクリナップで最も長く人気のあったシリーズというのは現在のステディアの前の商品の「クリンレディ」というものになります。
1983年に発売して以来、2018年にステディアという名前に代わるまでおよそ30年以上の間、改良などを重ねながらクリンレディという名前で業界に名を知らしめてきました。
業界ではクリナップといえばクリンレディ!というイメージがあった方も多かったため、2018年に名前を変えてからはクリンレディがよかったのに、なんで名前を変えちゃったの?などという声があったそう。
実は私自身も気になって名前が変わった理由を伺ったことがありますが企業の体制や方針での変更ということでした。
時代の変化ですね!
毎年リフォーム産業新聞で行われているリフォーム大賞ではラクエラは3年連続第1位、他も常に上位にある商品です。

もう一つ、システムキッチンの中でも小さいサイズのキッチン、colty(コルティ)
クリナップではコンパクトキッチンと呼ばれています。
マンションやアパートなどの賃貸物件に適したサイズの作りで、やはり都心部での需要が多いようです。

〇ブロックキッチン
ステンレスキャビネットのSKシリーズと木製キャビネットのさくらすみれクリンプレティのシリーズ展開です。
先代の社長さんがお花好きだったことからこの名前が付いているのだとか。
当店での主な取り扱いはこのブロックキッチンになりますので後ほどご説明します。

〇ミニキッチン
ワンルームマンションやオフィスの給湯室などに使われる箱型になっているキッチンです。
最近では戸建て住宅にメインキッチンとは別で2階などにちょっとしたキッチンを設けるのも流行っているようです。

〇洗面台・お風呂
今回はキッチンを中心にお話しをしていますが、先述した通り洗面台やお風呂の商品展開もあります。
洗面台では通常高さ75センチのところ他のメーカーでは見られない85センチのタイプがあり、これを気に入って選ぶ方が多いのだとか。
お風呂は2つのシリーズ展開で、どちらも様々な組み合わせで自分に合ったデザインにすることができます。
余談ですが、排水口のゴミ受けの「クリンヘアキャッチャー」という商品は単体でも売れているそう。
ステンレス素材に加えて汚れが落ちやすいコーティングが施されている隠れ人気商品です。

当店販売商品!

さて、先に挙げた通り様々な形のキッチンがありますが、当店で現在販売をしているのはブロックキッチンになります。
ブロックキッチンは自身で組み合わせることが必要なので、まず初めに全ブロックキッチン共通の部分の紹介と注意点をご説明したのち、4シリーズのキッチンを順番にご説明します。

・流し台
流しのある本体部分。
シンクの位置が左右あり、正面から見て右寄りのシンクがR、左寄りのシンクがLになります。
サイズや商品にもよりますがシンク位置によって下の扉や引き出しの位置も左右することがあるので気をつけてくださいね。

・調理台
フラットな板の調理スペースとなる部分です。
コンロと壁の間にスペースを設けたい場合にも使用します。
同シリーズの流し台と組み合わせると高さは同じになります。
下の扉の開き方に左右あるものがあり、右側を軸に開くものを右タイプ、左側が軸であれば左タイプとなります。

・コンロ台
コンロを置くための台です。
流し台、調理台より高さが低く、コンロを置いたときにちょうどいい高さになっています。
こちらも調理台と同じように扉の左右があるものもあります。

・吊戸棚
キッチン上部に設置する戸棚です。
種類によって縦が長いタイプや短いタイプなど様々です。
同じく扉に左右があるので間違いないようにしてくださいね。
〇クリンプレティ
クリナップのブロックキッチンで最もベーシックなキッチン。
本体(キャビネット)は木製で無駄なものは一切ないコストの抑えた商品です。
カラーはホワイトとペールウッドの展開で、人気はシンプルなホワイトです。
〇SK
ブロックキッチンでは珍しい、キャビネットがステンレス素材のキッチンです。
ステンレスキャビネットはクリナップの特長であり、長く清潔に保つことができます。
普段使用しているスプーンやフォークを考えると分かりやすいですよね。
クリナップ SK 流し台 間口105cm TRP105ML
(シンク:左 シルクピンク)
クリナップ SK 調理台 間口45cm TRP45CL
(左開き左吊元 シルクピンク)
クリナップ SK ショート吊戸棚 間口60cm WTRP-60
(シルクピンク)
〇さくら
木製キャビネットですが扉を開くと下部分にステンレスが貼ってあるキッチンです。
価格は抑えたいけどお手入れはしやすいキッチンを希望の方におすすめです。
〇すみれ
クリンプレティと仕様はあまり変わらないですが、天板に使用しているステンレスがより耐食性に優れた素材を使用しております。
また、取っ手や扉材もクリンプレティとは少し違いますので価格と相談してお選びください。

キッチンを選ぶポイント

ここからは主にリフォームなどでシステムキッチンを選ぶときに参考にしてほしい内容になります。
キッチンを選ぶとき、デザイン性であったり機能面、価格など重視するポイントは人それぞれあるとは思いますが、個人的に見ておくといいかもしれないという箇所を挙げてみました!

・天板(ワークトップ、カウンタートップ)
天板も各メーカー特長のある素材を用意していますが、全メーカー共通で一般的にはステンレス、人工大理石、セラミックです。
ちなみにステンレス天板と一言に言っても各々若干の違いがあることを覚えておくといいと思います。
例えばクリナップを例にすると、ブロックキッチンは昔ながらのステンレスで傷がつきやすい感じ。
システムキッチンで採用されているステンレス天板にはボコボコと突起があり傷が目立たないようになっています。
この加工、採用しているメーカーは多いですが、実は目立たないようにしているだけで傷ついてるんですよね。
性質上、仕方ないことではあるのですが、、。
同じステンレスでもヘアライン仕上げといった高級感のあるものもあったりするので詳しく聞いてみてください。

最近ではセラミック素材の人気が出ているようです。
変色しない、傷がつきにくい、熱に強いなどの特長がありますが、決してまな板を使用せずに包丁を使わないでくださいね!
セラミックの方が強いので刃がダメになってしまうそうですよ。

・キャビネット素材
キャビネットはクリナップが最も特徴とする部分です。
木材かステンレスが主に使用され、主流は木材です。
ステンレスは錆びないし匂いも付きにくく清潔に長く使えるというメリットがある反面、仕方はないですが価格は上がってしまうというデメリット。
ステンレスキャビネットを採用しているメーカーは数社に限られているので、ここは選ぶポイントとして押さえておくべきでしょう。
もちろんクリナップはステディア、セントロで採用されています。
・引き出し
これ、意外と見ていない人が多いです!
引き出しの何に注目してほしいかというと、収納の容量です。
今まで開き扉のキッチンを使用していた人が引き出しのキッチンを使うと、どのキッチンでも容量が増えたように感じるかと思います。
しかし、どうせ同じサイズのキッチンなのだとしたら仕舞える容量は多い方がいいと思いませんか?
収納量の違いは各メーカーが使用しているレールの違いによるもので、価格差もここに出てきているそうですよ。
色々なキッチンを一度に比較できることがあれば、目一杯引き出してみた時の長さの違いを見てみてください。
キャビネットの収納が増えると、吊戸棚が必要なくなってよりスッキリしたキッチンスペースを作れるかもしれません。

ちなみにステディアとセントロは一番下の引き出しにペットボトルがぴったり立てて入ります。
これが可能なキッチンメーカーは他にはないんです。
せっかくの収納スペース、無駄にしない使い方ができるといいですよね。
・レンジフード
こちらも大きくメーカーによって変わるところです。
クリナップでは洗エールレンジフードというお掃除を自動でおこなってくれるレンジフードがあります。
他のメーカーでもお手入れがしやすい仕様になっている商品もあり、これらは各メーカーでしか手に入らない商品となっているのでレンジフードをポイントに商品を選ぶのもいいと思います。
ここは価格の差がかなり出てくるところなので要相談ポイントになるかと思います。
・蹴込み部分
個人的になるほどと思ったポイントです。
蹴込みというのはキッチンの一番下のへこんでいる部分です。
ここって脚で蹴ったり掃除機でぶつけたりして、汚れたり剥げたりすることが多い部分なんです。
なのでそこだけわざと本体の綺麗な扉材ではなく別の耐久性のある素材を使っている商品があるんですね。
とは言ってもキッチン全体の印象にかなりかかわってくる部分。
ここだけ別の色なのはちょっと、、という方もいらっしゃると思いますので人それぞれ好みですね!

・デザイン性
各メーカー、それぞれたくさんのデザインがあって扉のカラーや表面の素材、取っ手の形など組み合わせは多岐にわたります。
外見だけではどのメーカーの商品か判別つかないほど似ているのが正直なところです。
特別デザインにこだわりたいという方以外は、メーカーが決まってからその中で好きなデザインを選ぶのがいいかもしれませんね。

以上、ここでは説明しきれないくらい色々な特長がありますのでご自身の最も重視したいポイントを考えてみてください。
キッチンを選ぶときに参考してもらえたら嬉しいです。

おわりに

ここまでクリナップを中心にキッチンにまつわる色々なお話しをしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
クリナップを含め、各メーカーのショールームではより優れた知識のあるアドバイザーさんがいらっしゃいます。
ここでは書ききれなかったことも沢山ありますので、ぜひ色々な商品を比較して自分に合ったキッチンを選んでください。

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