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【吉野石膏】ほとんどの家に使われる、石膏ボードって何?

今回は、日本の2大石膏ボードメーカーの1つ、吉野石膏のショールームで石膏ボードについて伺ってきました。

石膏とは

「せっこう」とは、焼きせっこうと呼ばれるものと水を混ぜて固まったものを指します。
この「せっこう」は数分~数十分で硬化するため量産が可能なのです。
せっこうを原紙に流し込み、原紙でサンドイッチ状にして固めたもの、それが石膏ボードです。
石膏ボードは戸建て住宅の壁・床・天井、マンションやビルの壁や天井と多くの建物で使われています。
そんなせっこうは、実は紀元前7000年の古代エジプトでも使われていたんだそうです。
クレオパトラが使っていたワイン杯が天然せっこうから削り出されたものだったといいます。
日本では江戸時代に医療に使われたのが始まりで、焼きせっこうが工場で本格的に製造されたのは大正元年。
石膏ボードは日本では大正11年に吉野石膏が製造販売を始めました。
ちなみに、吉野石膏は吉野さんだから吉野石膏なのかと思っていたら、吉野鉱山で石膏を採掘していたから吉野石膏なんだそうです。

リサイクルで作られる石膏ボード

吉野石膏の石膏ボードの原料は
回収副生せっこう 50%
輸入天然せっこう 43%
廃せっこうボード 7%
+原紙:古紙による再生紙
で作られています。

回収副生せっこうとは、火力発電所で大気汚染の原因となる亜硫酸ガスを無害化したときにできる硫酸カルシウムのことです。
世界で初めて副生せっこうを原料化するノウハウを確立したのが吉野石膏なのです!
天然石膏とは中南米などで採掘されるせっこうのことで、これは今後100年以上はあるとされているのだそう。
廃せっこうは、新築現場などで出る廃棄になる石膏ボードのことです。
なぜ3種類の原料を使用しているのかというと、リスク回避のため。
例えばどれか1つが全く手に入らなくなったとしても、生産が続けられるように3種をブレンドして使うやり方を取っているとのことでした。

石膏ボードが選ばれる理由・耐火性

今やほとんどの住宅で使われる石膏ボードですが、どうしてこんなにも普及したのでしょうか?
1つ目に、耐火性に優れていることが挙げられます。
石膏ボードは重量の21%が「結晶水」からできています。
これは、せっこうボード1枚当たり3kgの水を含んでいるのだそうです。
結晶水は火熱に近づくと蒸発をはじめ、全てが分解して放出されるまでせっこうの温度は一定以上に上昇しません。
例えば、厚さ12.5㎜の石膏ボード1枚で15分、4枚だと60分火事に耐えることができます。
特に、廊下など家事の際避難経路になる場所で耐火性のあるボードが必要とされているそう。
さらにせっこうは伝熱を防ぎ、熱伝導率も低いため断熱性も兼ね備えています。

石膏ボードが選ばれる理由・遮音性

遮音性があることも石膏ボードのメリットと言えます。
快適に暮らすためには防音がとても大切です。
関連記事:【大建工業】家を建てる時に気を付けたい防音対策とは?
例えば吉野石膏のA-2000・W1を使用すると、隣の部屋からの80dB(交通量の多い道路)の音を24dB(木の葉のそよぎ)にまで低減することができます。
石膏ボードの遮音性はリフォームにもお勧めです。
重量の重い面材を既存の壁に重ね張りし壁の重量を25%以上増やすことでより遮音性を発揮します。

また、石膏ボードを使った吸音材もあります。素材自体に吸音性能があるわけではないのですが、孔をあけることで吸音します。
吸音しすぎると大声で話さなければいけなくなってしまいますが、なさすぎると音が反射して何重にも重なって響き不快になるので、適度に吸音することが必要です。

さらに、厚いもの同士を組み合わせれば遮音性が上がるとは限らないためどんな組み合わせがより良いのか、吉野石膏では日々遮音性能検査を行っているそうです。

石膏ボードが選ばれる理由・寸法安定性

そして、職人さんにとって嬉しいのが寸法安定性です。
木材だと呼吸しているため、どうしても狂いが出てしまうことがあります。
石膏ボードだと伸び縮みが起こらず、表面にひび割れも出にくいため扱いやすいのが特徴です。
骨折したときに使うギプスってありますよね?
実はギプスとはドイツ語で石膏を意味するのだそうですよ!
一度固まると伸び縮みしないため安静を必要とするギプスに石膏が使用されたのはなんだか納得です。

石膏ボードが選ばれる理由・低コスト

また、これだけ普及した理由の一つに低コストであることも挙げられます。
木質の材料に比べてコストを1/3以下に抑えることができます。
ジェイリライフでも石膏ボードは1枚当たり¥450~販売しています。(2022年2月時点)
 

石膏ボードのデメリットは?

これまで石膏ボードの良いところを見てきましたが、デメリットは「水に弱い」ことです。
手洗いの際に水が跳ねるくらいなら問題ありませんが、施工後に漏水・雨漏りなどが発生した場合は吸水によるボードの落下などの恐れがあるため必ず張り替えを行う必要があります。
ただ、タイガー防水ボードなど水回り向けに作られた商品もあります。
こちらは石膏ボードの唯一の欠点である「水に弱い」性質を補うためせっこうの芯と両面の原紙に特殊な防水加工が施されています。

家を建てるときのポイント

ベベルボードを使用する際、継ぎ目はパテ処理を行い平らにしていきます。
その際「Gファイバーテープ」を入れるのが絶対におすすめだそうです。
Gファイバーテープはガラス繊維製のテープで、強度、寸法安定性に優れます。
特殊粘着剤付きなので、直接ボード目地部に貼ることができます。
パテのみで仕上げるより割れを防ぐことができるため、ぜひ検討してみてください。

いかがでしたか?

吉野石膏と言えば、こちらのタイガーマークでおなじみですよね。
昔はライオンマークや象のマークの石膏会社もあったそうですよ!

今回は石膏ボードについてお話を伺ってきましたが、いかがでしたか?
きっと今住んでいる皆さんのご自宅にも使われているであろう石膏ボード。
実はクレオパトラの時代から形は違えど使われていたなんて面白いですよね。
先人たちの知恵や工夫でここまで変化してきた石膏ボードが、これからまたどんな進化を遂げるのか楽しみです!
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