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【ナスラック】良いステンレスを使い続ける。

今回は、キッチンメーカー「ナスラック」のショールームを訪問しました。

ナスラックとは?

1960年ナスラックの前身となる(株)ナスステンレス製作所が設立しました。
1961年には、ナスラックの代名詞とも言えるステンレス流し台の生産が始まります。
1962年には設立からわずか2年で流し台S型がグッドデザイン賞を受賞します。
その後1985年には簡易型システムキッチン「コンポ」シリーズを発売。
1990年には小型マンションキッチンの高級化に対応しコンパクトキッチンを2タイプ発売し、時代に沿った商品開発を続けています。
そんなナスラックの強みはステンレス

18-8ステンレスを使用しているのですが、そもそも18-8ステンレスとは何でしょうか?

18-8ステンレス

18-8ステンレスとはステンレスの成分を表す表示です。
クロムが18%、ニッケルが8%入ったステンレスなので、18-8ステンレスと言います。
ちなみに残りの74%は鉄です。
炭素の量が少なく耐食性、溶接性が良好なため、高級ステンレス鋼として広く用いられています。
実はこの表記は他にも18-0や18-10等があり、スプーンやフォークなどで見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
鉄と水が触れると普通は錆びてしまいますが、クロム・ニッケルを混ぜることで薄い膜ができた状態になります。
そうすると不思議なことに錆びにくくなるんです!
また、ステンレスには水と接すると匂いが取れるという特徴もあります。

この18-8ステンレスはSUS304とも呼ばれます。
SUSは「Steel Use Staionless」の頭文字をとったものです。
ちなみに、SUS304とよく比較されるステンレスとしてSUS430と呼ばれるステンレスもあります。
これは18%のクロムを含むフェライト系ステンレス鋼の代表的な材料です。
SUS304に比べてニッケルが含まれていない分、耐食性や強度はやや劣ってしまいます。
しかし、加工性にも優れてコストも安いためよく使用されるステンレスです。

それではまずはステンレスにこだわった、ナスラックの最高級グレードキッチンを見ていきたいと思います。

最高級グレード・SESPA

SESPAの特徴はまずとにかくふんだんにステンレスを使用していることです。
ポリスチレンにステンレスを面貼り/底板もステンレス/排水口の中もステンレスとステンレスづくしの仕様となっています。
排水口がステンレス仕様だとぬめり対策にもなりますね。
アイランドキッチンにも向いているキッチンです。
さらに使う人のことを考えた細かなこだわりがたくさん。
まずは掃除しやすいひと指サイズ加工
キッチンの端が直角ではなく緩やかなカーブになっているため掃除しやすいです。
さらに手前も立ち上がりで水がこぼれにくく滑らかになっています。
排水口に向けてシンクに傾斜をつけ、シンク内の食べ残しやゴミがある程度勝手に排水口に集まるように設計されています。
そして見た目もきれいなヘアライン仕上げ
 
見せていただいたペニンシュラタイプのこちらのキッチン、直角部分のこの形は世界中でナスラックにしかない形だそう。
とてもスタイリッシュで素敵ですよね。
SESPAはステンレスが強みのナスラックならではのステンレス尽くしのシリーズ。
ステンレスは傷を気にしない人向けの素材とも言えます。
とにかく購入したときのままの状態を求める方にはおすすめできません。
どうしても傷がつきやすい素材ではあるので、その傷さえも味があると思える方にはとってもおすすめです。
※お選びいただくキッチンのタイプによって選べる仕様に違いがあります。

リフォームにおすすめ、ベルフラワー

次に、ベルフラワーはリフォーム向きのキッチンです。
扉カラーは38色から選べますし、引手・ハンドルも5つのバリエーション。
シンクはステンレス・人造大理石を選べます。
ワークトップもステンレス・人造大理石・メラミンをご用意しています。
また何といっても台輪が空洞になっているので、床・壁の配管を台輪内で自在に変更できるのが強み。
このおかげで配管に関わらずキッチンを選んでいただけます。
ショールームのベルフラワーを見ると、水切りプレートの穴がただの丸ではなく〇と△になっていました。
実はこれ、案内してくださった方がこのアイデアを出した方だったんです!
どんな秘密が、、?と伺ったところ、なんと答えは「遊び心」。
キッチンは毎日いる場所で水切りプレートも毎日目に入るもの。
ただの〇だけではなく△もあった方がおもしろいのでは?という思いが採用されたそう。
なかなか知ることができない製作秘話をお伺いできました。

コンパクトを求めるならリヴィエール

最後にご紹介するのがコンパクトキッチン・リヴィエールです。
こちらは賃貸住宅の間取りにおすすめのキッチンで、間口が900mmからお選びいただけます。
でも実は最大2400mmまで可能だそう。
どんな間取りにもぴったりのキッチンを選んでいただくことができます。
また奥行も600mmなので、システムキッチンを採用したいけれど奥行が足りないという場合にも重宝されているそうです。
ワークトップはシステムタイプであれば人造大理石も選べますが、9割のお客様がステンレスを選ばれています。

いかがでしたか?

キッチンは日々使う場所でありながら、一度選ぶと一生モノの選択です。
あとで後悔しないためにも、とにかく細やかに考え抜かれた使いやすさが大切。
今回ナスラックのショールームを訪問して感じたのは、とにかくお客様の声を丁寧に聞いていること。
それが商品にも反映されているため、使う人にとって嬉しい機能がふんだんに盛り込まれているのかなと思いました。
ショールームに行けば、きっとあなたにぴったりのキッチンを決められるはずです。
ジェイリライフではナスラックのブロックキッチンを販売中。

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