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【スガツネ工業】圧巻の金物ラインナップ。

今回は金物メーカー・スガツネ工業のショールームへお邪魔してきました。

スガツネ工業とは?

1930年に東京・神田で「スガツネ商店」として創業したスガツネ工業。
当時としては珍しかった欧風家具金物を販売していました。
社名も創業時からまだあまり世にないカタカナ書きでした。
戦時中は空襲で社屋が消失するといった苦難もありましたが、1955年には皇太子殿下(当時)のご成婚に際し御所に高級特殊金物を納入することもあったそうです。

今はスガツネ工業といえば、家具・建築の金物メーカーとして知られています。
丁番やスライドレール、建具の金物など気づいていなくてもあなたの身の回りにもスガツネ工業の製品が隠れているはずです。
輸入商品も取り扱ってはいますが半分以上がオリジナル品で、なんと金物だけで3万点以上の取り扱いがあるそう!

そんなスガツネ工業ですが「LAMP」というブランド名の方が知られているかもしれません。
時には「LAMP」が会社名だと思っているお客様もいらっしゃるそうです。
まずはスガツネ工業の「LAMP」についてみてみましょう。

信頼の証・LAMP

LAMPとはスガツネ工業のオリジナルブランド。
妥協を一切許さないクラフトマンシップの精神を大切に作り続けてきました。
それこそがLAMPが愛され続ける理由。

LAMPの由来は創業者の「菅佐原常三郎」の「常」のを火に吊るすと転じ、そこから知恵と勇気の象徴である火の利用をランプで表現したそう。
LAMPができたのは終戦直後の混乱期。
スガツネ製品で少しでも世の中を照らしたいという願いが込められています。
ブランドロゴや世の中が変わった今でも、スガツネの品質を約束するマークとして使用されています。

丁番や建具のレールなどLAMPシリーズでは様々な商品をラインナップしています。

スガツネ工業は実は「ゆっくり閉まる」動きが得意なメーカー。
このいわゆるソフトクローズも、今や扉のスタンダードと言えるほど浸透していますがこれは1989年にスガツネ工業が製品化したSDSソフトダウンステーが先駆けです。
さらに、機能性だけでなくデザインにもこだわって作っています。

オリンピア 360 スライド丁番

ソフトクローズを5段階で調整できるスライド丁番、それが「オリンピア」です。
扉サイズによらずお好みのソフトクローズ具合を実現することができます。
これは扉の大きさによって閉まる速度が違うため5段階にしているそうです。
実際に見せていただいたのですが、一番ゆっくりだと最後が本当にスローに閉まります。
扉の大きさ・重さだけでなく、使う人の好みもそれぞれです。
どのくらいのスピードで閉まるのか自分の好きに選べるなんてすごいですよね。
5段階で好きな速度にできるソフトクローズというのは、世界中を探してもスガツネ工業だけ!
変更も写真の丁番の白いレバーで簡単に変更できます。

ZweiL

スガツネ工業の最高級ブランドが「ZweiL(ツヴェイル)」です。
鏡面研磨とサテン仕上げの2つの仕上げを併せ持った商品です。
Zwei Lichter(2つの光)を集束した至高の建築ハードウェア。
シャープな印象を維持するために通常の5倍にもなる15工程以上の下地処理を行い、エッジ部分のダレや鏡面部の歪みを防いでいます。
実際にショールームで目にすると、本当に「輝いている」という言葉がぴったりで、丁寧に作られていることがよく分かりました。

モーションデザインテック

さて、今回ぜひ知っていただきたいのが、モーションデザインテック。
モーションデザインテックとは、開閉にさらなる動きを与えるスガツネ工業ならではの技術です。

モーション  デザイン  テック
動きを   創造する   テクノロジー を指します。

1. ユニークモーション:くいっとあちこちひらく
 扉がくいっと横に開き、通路にせり出す幅を抑えます。
 通行の妨げになりません。

2.ソフトモーション:すーっとゆっくりうごく
 テーブルを少し持ち上げればゆっくりと収納されます。
 静かな空間に最適です。

3.フリーストップモーション:ピタっとどこでもとまる
 ステー不要で、どの角度でもピタッと止まります。
 カバーの落下を気にすることなく安心・安全です。

4.クリックモーション:カチッとはまってとまる
 「カチッ」という感触とともに、扉を一定の角度で仮保持します。
 その感触が開閉に確かな手ごたえをもたらします。

5.パワーアシストモーション:ふわっとかるがるひらく
 重い上カバーを少しの力で開けることができます。
 開閉操作が負担になりません。

6. シンプル取付機能&取付調整機能
 機構部品に能力を発揮させるためには、正しく施工することが大切。
 モーションデザインテックは動きの技術。
 だからこそ、その動きをより良いものにするため、さまざまな製品に施工をサポートする機能を組み込んでいます。
 簡単に取り付けられ、取付後の扉調整を可能にすることで、心地よい上質な開閉動作を実現しました。

どれもが実は日々の不快感や気づかないほどのストレスを軽減することができるかもしれない技術です。
扉がバタン!と勢いよく閉まる音。よいしょ!と弾みをつけてあけている重い扉。
最後までしっかり閉まらずに数ミリ開いてしまっている棚、、。

些細なことであっても、実は積もって大きなストレスになってしまうかもしれません。
金物メーカーだからこそなのかもしれませんが、使いやすさへのこだわりは半端じゃありません。
そのことがよく伝わるショールームでした。

いちおしの商品

最後にショールームを見学して気になった商品をご紹介します。

それがこちら!「ステンレス銅製折り畳み棚受 EB-DA型」
ダンパー内蔵のため、ゆっくり棚を折り畳め、安全に使用できる棚受です。
幅広の棚板につけて使用する場合は、オプションの「折り畳み棚受用 一括解除レバーセット EB-90型」と併用すると、2か所3か所使いや幅1300mm以上等幅が広い棚板でも棚板の下のレバーを押すだけで簡単に折り畳むことができます。
普段は壁につけてしまっておき、必要な時だけ広げて使えるのでスペースの有効活用が可能となります。

他にも、ソフトクローズかつ軽い力で開けられる住宅向け「上吊式引戸金物 FD25SP」や2021年キッズデザイン賞を受賞した隠し丁番HES3Dシリーズなど使う人に寄り添った商品の数々を見ることができました。

ここでは紹介しきれないほどの商品の一部をぜひ写真でもご覧ください。
金物なら何でもそろっているのでは?という量の金物の数でした。
ついつい自分の好きなドアノブや取っ手を探してしまいました。

いかがでしたか

スガツネ工業のWEBサイトではバーチャルショールームもご覧いただけます。
私もバーチャルショールームも訪れましたが、本当に伺ったショールームそのままが体験できました!
とはいえ、製品の質感や使い心地は実際に触ってこそ‥!
そこはリアルなショールームでぜひご体感いただければと思います。

金物はドアや床材などとは違い家の中でよく目につくものでもありません。
もしかすると家全体の印象としては記憶に残りづらい商品かもしれません。

それでも金物にこだわることで日々の生活のしやすさが変わったり、安全性に違いが出ると思えばぜひ気にしていただきたい部分。
何といってもこれだけ使う人のことを考えた商品がスガツネ工業にはあります。
ぜひモーションデザインテックにこだわった家づくりも検討してみてはいかがでしょうか。

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