今回は、マグ・イゾベール様監修のもと、2022年10月に大きな変化のあった断熱等級について教えていただきました。
マグ・イゾベールとは
まずマグ・イゾベールとはどんな企業かご存知ですか?
マグ・イゾベールは、サンゴバングループの会社です。
サンゴバングループとは、ヨーロッパを中心に世界で展開する建材総合メーカー。
創業は1665年と約350年も前に遡るそうです。
フランスで設立された「王室鏡面ガラス製作所」が起源。
現在は、世界75か国で展開しており、約17万人が働いています。
日本で事業を展開しているマグ・イゾベールでは、茨城県の2工場でグラスウールを製造・販売しています。
断熱材だけではなく、気密シートやテープ、防音部材といった施工に欠かせない副資材のラインアップも充実しています。
マグ・イゾベールは、サンゴバングループの会社です。
サンゴバングループとは、ヨーロッパを中心に世界で展開する建材総合メーカー。
創業は1665年と約350年も前に遡るそうです。
フランスで設立された「王室鏡面ガラス製作所」が起源。
現在は、世界75か国で展開しており、約17万人が働いています。
日本で事業を展開しているマグ・イゾベールでは、茨城県の2工場でグラスウールを製造・販売しています。
断熱材だけではなく、気密シートやテープ、防音部材といった施工に欠かせない副資材のラインアップも充実しています。
それでは早速、ZEHとは何のことを指すのか教えていただきましょう。
ZEHとは?
ZEH=Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のこと。
ZEHは、住宅の断熱性能・省エネ性能を向上させ、さらに生活するのに必要なエネルギーを太陽光発電などで創出しながら年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)をおおむねゼロ以下にする住宅のことです。
それが2022年4月1日にさらに上位等級である断熱等性能等級5が新設されました。
さらさらに2022年10月からは等級6、7が新設されました。
ZEHは、住宅の断熱性能・省エネ性能を向上させ、さらに生活するのに必要なエネルギーを太陽光発電などで創出しながら年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)をおおむねゼロ以下にする住宅のことです。
快適に暮らすなら断熱性能等級5(ZEH)以上!
住宅性能表示制度における省エネルギー対策等級について断熱化等による対策の程度の評価を「断熱等性能等級」で表し、1~4の等級に区分されていました。それが2022年4月1日にさらに上位等級である断熱等性能等級5が新設されました。
さらさらに2022年10月からは等級6、7が新設されました。
省エネ制度 断熱等性能等級別
断熱等性能等級の変更により、各省エネ制度の優遇措置も変わることになります。
表のように少しずつ基準の引き上げが検討されています。
これまで通りの住まいづくりでは、今後さまざまな優遇措置が受けられなくなってしまいます。
例えば、住宅ローン減税についてより詳しく見てみましょう。
表のように少しずつ基準の引き上げが検討されています。
これまで通りの住まいづくりでは、今後さまざまな優遇措置が受けられなくなってしまいます。
例えば、住宅ローン減税についてより詳しく見てみましょう。
住宅ローン減税と控除額の関係性
2022年に減税率が変更になり話題になった住宅ローン減税。
断熱等級によって借入限度額が変更となり、ZEHでない場合は事実上の増税措置となります。
家作りというのは決して安くないので、様々な制度をできるだけ使えるといいですよね。
断熱等級によって借入限度額が変更となり、ZEHでない場合は事実上の増税措置となります。
家作りというのは決して安くないので、様々な制度をできるだけ使えるといいですよね。
断熱性能を高めることは経済的!
断熱性能を高めることは生涯コストで考えると電気代やガス代の節約にもなります。
断熱性能の違いで年間の冷暖房費で20万円ちかく違いが出ることもあるんだとか。
断熱性能の違いで年間の冷暖房費で20万円ちかく違いが出ることもあるんだとか。
日本の省エネルギー基準の変遷
旧省エネ基準(昭和55年基準)が始まったのは1980年のこと。
その後、この基準は等級2と呼ばれます。
1992年からは等級3(新省エネ基準・平成4年基準)が設定されました。
そして、等級4(次世代省エネ基準・平成11年基準)は1999年に始まります。
それから20年以上たった今年、2022年に等級5(ZEH水準・省エネ基準)。
さらにZEH水準を上回る上位等級6・7が新たに設定されました。
1999年に始まった等級4は2025年には義務化となります。
国は段階的に全体の水準を上げていく予定で、2030年には等級5の義務化が開始される予定です。
その後、この基準は等級2と呼ばれます。
1992年からは等級3(新省エネ基準・平成4年基準)が設定されました。
そして、等級4(次世代省エネ基準・平成11年基準)は1999年に始まります。
それから20年以上たった今年、2022年に等級5(ZEH水準・省エネ基準)。
さらにZEH水準を上回る上位等級6・7が新たに設定されました。
1999年に始まった等級4は2025年には義務化となります。
国は段階的に全体の水準を上げていく予定で、2030年には等級5の義務化が開始される予定です。
世界の「断熱」はさらに進んでいる!
制度の変更もあり性能が高くなってきている日本の住まいですが、それでもヨーロッパ等に比べるとまだまだなのだそう。
ヨーロッパの住宅基準からすると、日本の住宅は「命の危険のある家」とさえ言われるそうです。
断熱材や窓ガラスの厚みからも分かるように欧米では、住まいは燃費で選ぶものと考えられています。
ヨーロッパの住宅基準からすると、日本の住宅は「命の危険のある家」とさえ言われるそうです。
断熱材や窓ガラスの厚みからも分かるように欧米では、住まいは燃費で選ぶものと考えられています。
等級ごとの比較
断熱性能レベルによってどのくらい違うのでしょうか。
表を見ると一目瞭然ですね。
等級が上がるにつれて、室内温度は快適になりエネルギー消費量の削減も見込めます。
体感温度もそうですが、断熱で室温が2度上がると健康寿命が4歳延びるそうです。
実際に断熱性能を体験してきた記事(【LIXIL】住まいStudioでこれからの家を体験!)も合わせて読んでみてください。
表を見ると一目瞭然ですね。
等級が上がるにつれて、室内温度は快適になりエネルギー消費量の削減も見込めます。
体感温度もそうですが、断熱で室温が2度上がると健康寿命が4歳延びるそうです。
実際に断熱性能を体験してきた記事(【LIXIL】住まいStudioでこれからの家を体験!)も合わせて読んでみてください。
マグ・イゾベールのグラスウール
様々な断熱材がある中で、グラスウールは性能は高く、価格はリーズナブルです。
ガラスを主原料とするため不燃性があり、万が一火災が起きた際も延焼を防ぐことができます。
さらに無機質素材のため、経年変化が少なく、耐久性も高いです。
マグイゾベールのグラスウールは、原料の85%が窓ガラスや空き瓶等のリサイクルガラスから作られています。
建物の改修や取り壊し等で不要になった使用済みのグラスウールも再利用できます。
つくり方は綿菓子を作る原理と同じです。
高温で溶融したガラスを遠心力等で吹き飛ばし、綿上に細かく繊維化したものです。
その後成形するためにバインダを吹きかけ、オーブンで熱することで製品となります。
繊維径を細かくすることで空気を閉じ込めた部屋の大きさがより細かくなり、さらに高い断熱性能を発揮することができます。
マグ・イゾベールの高性能グラスウール「イゾベールシリーズ」。
家づくりに関わる人への想いが詰まった「フレンドリーなグラスウール」です。
施工者に対しては、繊維飛散を最小限にし、しなやかな繊維質としっかりとしたかたまりで施工効率向上に貢献します。
住む人にはより高い断熱性能を約束し、安心な空気質と高い吸音性を提供します。
また、植物由来のバインダー(接着剤)を使用しています。
ガラスを主原料とするため不燃性があり、万が一火災が起きた際も延焼を防ぐことができます。
さらに無機質素材のため、経年変化が少なく、耐久性も高いです。
マグイゾベールのグラスウールは、原料の85%が窓ガラスや空き瓶等のリサイクルガラスから作られています。
建物の改修や取り壊し等で不要になった使用済みのグラスウールも再利用できます。
つくり方は綿菓子を作る原理と同じです。
高温で溶融したガラスを遠心力等で吹き飛ばし、綿上に細かく繊維化したものです。
その後成形するためにバインダを吹きかけ、オーブンで熱することで製品となります。
繊維径を細かくすることで空気を閉じ込めた部屋の大きさがより細かくなり、さらに高い断熱性能を発揮することができます。
おすすめ!イゾベール・コンフォート
マグ・イゾベールの高性能グラスウール「イゾベールシリーズ」。
家づくりに関わる人への想いが詰まった「フレンドリーなグラスウール」です。
施工者に対しては、繊維飛散を最小限にし、しなやかな繊維質としっかりとしたかたまりで施工効率向上に貢献します。
住む人にはより高い断熱性能を約束し、安心な空気質と高い吸音性を提供します。
また、植物由来のバインダー(接着剤)を使用しています。
いかがでしたか
地球温暖化によって気温の上昇がみられます。
中でも近年湿度の高い日本の暑さは、世界の主要都市と比べても不快で厳しいと言われているそうです。
冬はパリやロンドンよりも寒く、日本は暮らしやすい国ではないのかもしれません。
そんな日本で快適に過ごすために求められるのは、住まいの断熱性・気密性の高さ。
ポイントは、
快適に暮らすなら断熱性能等級5(ZEH)以上!
家を建てる際には、ぜひZEH基準(等級5)をクリアした家作りができると良いですね。
出典:全て マグ・イゾベール
※本記事のデータは全て2022年10月現在の数字です。優遇制度等については変更となる可能性があります。
中でも近年湿度の高い日本の暑さは、世界の主要都市と比べても不快で厳しいと言われているそうです。
冬はパリやロンドンよりも寒く、日本は暮らしやすい国ではないのかもしれません。
そんな日本で快適に過ごすために求められるのは、住まいの断熱性・気密性の高さ。
ポイントは、
快適に暮らすなら断熱性能等級5(ZEH)以上!
家を建てる際には、ぜひZEH基準(等級5)をクリアした家作りができると良いですね。
出典:全て マグ・イゾベール
※本記事のデータは全て2022年10月現在の数字です。優遇制度等については変更となる可能性があります。